異文化への適応​

異文化への適応

異文化への適応

外国人が日本の文化を理解しながら、仕事・日常生活や慣習を学習し、新しい環境での生活に慣れるために必要な適応プロセスです。この適応が上手く進まないと、外国人は日本の生活が困難になり、仕事へも影響が出てしまいます。

異文化適応のプロセス

ケア現場で働く外国人の異文化適応は、3つの層で構成されると考えています。

1.心理的適応

ここは、心身の健康を確保するために必要な適応です。外国人が母国から来日して、日本での生活をスタートさせる時には活力に満ち溢れています。しかし、日本での社会生活を進めていく中で、言葉や文化の違いに戸惑い、気分が落ち込む部分もあります。こうした異な心の動きが混じり合いながら適応していきます。

2.社会文化的適応

ここは、日本での日常生活と、ケア人として仕事に関する文化理解、日本人との交流関係の構築や職場への適応などが含まれます。

3.自己実現的適応

ここは心理的に安定し、日本の社会生活へ適応できた後、日本の生活における有意義感、ケア人として職業に対する目標、目標の達成に向けて努力し進んでいく部分です。

適応は、1.精神的適応をスタート地点として異文化への適応が進むことで、2.社会文化的適応の段階へ進みます。
そこで外国人が周囲の日本人と良好な対人関係を成立させ、職務の遂行に必要な文化知識や適切なスキルの習得が可能となります。
良好な社会文化的適応は、外国人の職業的成長へとつながり、3.自己実現的適応の段階で、日本での生活に有意義感や目標を見出していくと考えられます。

特に、日本のケア現場で就労する職業人の職業的適応には、社会文化的適応の中にある職場への適応が重要となります。
異文化への適応は、自分だけでは達成は困難です。母国人の友人や、職場や周囲の日本人との交流を通じて適応が進んでいきます。